@ 未利用資源・産業廃棄物の有効活用 A 高温構造材料に関する研究
【名工大テクノロジーチャンネル】人工の天然物!?
自然の中で鉱物が生成されるメカニズムを応用し、熱と圧力によってジオポリマーを生成する方法を発明しました。この方法が活用できる性は??
例えば、手軽な価格で様々な形や厚さに成形できる大理石の製造。熟練の職人仕事が要求される漆喰の壁。その機能と美しさを手軽に採用できる漆喰タイル。
抗菌・抗ウイルス機能を持つ食器。などなど。
他にもたくさんのアイデアが生まれそうです!
さあ、「人工の天然鉱物!?」。その製造方法をご紹介しましょう。
名工大テクノロジーチャンネル
ジオ・ミメティックセラミックス
橋本研では地殻の堆積岩の形成を模倣した手法による「ジオ・ミメティックセラミックス」の合成研究を行っています。
水で湿らせたセラミックス粉体を300 ℃までの加熱と、300 MPaまでの圧力を同時に加えることで固化体を得ます。
別名コールドシンタリングと呼ばれる固化技術です。
こちらの紹介記事もご参照ください
■ topics
2023年9月7日 橋本研M2 稲見 恒輝くんが公益社団法人 日本セラミックス協会 第36回秋季シンポジウムにおいて優秀賞を受賞しました。
稲見恒輝くん『塩基性炭酸マグネシウムを用いた気孔径制御スピネル多孔体の作製』(2023.9.26UP)
2023年1月にジオミメティック法に関するYoutube動画を作成・アップしました。
詳細は
数百年かかって絵が完成するという歴史的なフレスコ画をジオミメティック法という新技術を用いることで、橋本研では
たった1日で完成させることに成功した。
掲載記事はこちらから
Youtube動画はこちらから
(2023.1.31UP)
2022年4月にK. Nishikawa, S. Hashimoto, H. Imai and S. Rossingol,
"Cold reaction sintering for preparation of ultra-dense geopolymer products.,"Construction and Building Materials, 328,127101 (2022).として掲載されている論文の記事が
Advances in ENGINEERINGのサイトに掲載されました
内容
現在、コールドシンタリング(別名:ジオミメティック法、ウォームプレス法)による高温で焼かないセラミック固化体の作製に取り組んでいます。
今回の論文では出発原料試薬粉末をコールドシンタリング処理することで、緻密化とジオポリマー化が同時に起こり、従来にない高強度なジオポリマーの作製に成功しました。
その手法を冷間反応焼結(コールドリアクションシンタリング)と命名しました。
掲載記事はこちらから(2022.10.13UP)
2022年9月にコールドシンタリングに関するYoutube動画を作成・アップしました。
詳細は
橋本研では近年注目されている「コールドシンタリング」の研究を精力的に進めています。
当初地殻の堆積岩の形成を模倣した新規固化方法として研究を開始したのですが、結果的にはコールドシンタリング法と同じ方法でした。その一例として
Mg-C-H-O系の物質をコールドシンタリングした場合の動画を作成しました。
炭酸ガス吸着機能から新しい構造材料(建材)としても注目されています。
掲載記事はこちらから
Youtube動画はこちらから
(2022.9.22UP)
2022年6月にK. Yamaguchi, S. Hashimoto, Y. Nagata, A. Mori, Y. Iwamoto,
"Rapid fabrication of frescoes using a geomimethic ceramic formation process,"Ceram. Int., 48, 4858-4866 (2022).として掲載されている論文の記事が
Advance In ENGINEERINGのサイトに掲載されました
内容
絵画としては何百年かかって完成すると言われるフレスコ画をたった1日で作り上げてしまう技法を橋本研で開発しました!
掲載記事はこちらから(2022.7.4UP)
2021年9月3日 橋本研M2 猪股祐児くんが公益社団法人 日本セラミックス協会 第34回秋季シンポジウムにおいてFighting-spirit Awardを受賞しました。
猪股祐児くん『Effect of AES heating on microstructure』(2021.10.15UP)
2020年9月4日 橋本研M2 近藤大貴くんが公益社団法人 日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウムにおいてFighting-spirit Awardを受賞しました。
近藤大貴くん『Development of novel refractory heat-insulating aggregates using alumina platelets』(2020.10.15UP)
2020年4月10日 橋本研D3 武藤大夢さんが公益社団法人 日本セラミックス協会 東海支部において隼翔賞を受賞しました。
武藤大夢さん『耐火断熱骨材向けアルミナ多孔体の作製に関する研究』(2020.6.18UP)
2019年10月13-16日 橋本研D3 高橋直哉さんと武藤大夢さんがUNITECR2019においてExcellent Presentation Awardを受賞しました。
高橋直哉さん『Improvement of High Temperature Properties of Ceramic Fiber Board Using Silica-sol Slurry with Ceramic Powders』
武藤大夢さん『Fabrication of the Highly Porous Alumina Aggregate by Hightemperature Evaporation of Na20-B203-Si02 Glass Flux and Its Application to Castable Materials』(2019.11.01UP)
2019年8月29-30日 橋本研M2 岩屋 遼君が東京ビックサイトで開催されたイノベーション・ジャパン2019 〜大学見本市&ビジネスマッチング〜
に参加し「こんにゃく石を模倣した免震構造体」について出展しました
(2019.10.21UP)
2019年8月23日 橋本研M2 岩屋 遼君の研究内容が日本経済新聞に掲載されました。『簡易な免振製品 続々 工作機械や建物の基礎向け』
企業や名工大 岩屋君の研究内容が紹介されています。(2019.8.26UP)
2019年6月1日 橋本研M2 岩屋 遼君が「Tongaliビジネスプランコンテスト」
において「Tongali賞 最優秀賞」「なごのキャンパス賞」「海外チャレンジ賞」を受賞しました。テーマは「曲がる石を模倣した新・免震工法の普及」
<受賞の内容>
新規開発した振動吸収技術を利用した地震対策の普及を提案しました。あらゆるものに柔軟性を与える研究に取り組み、その一環としてコンクリートを柔軟にする技術
を開発しました。柔軟性を与えた物体が振動を吸収することを発見し、地震対策への応用を検討しました。本技術とその実用化へのプランが評価され、
Tongaliビジネスプランコンテストにて最優秀賞を受賞しました。
<今後の抱負>
指導教員である環境セラミックス分野の橋本先生や共同研究を行っている環境都市分野の吉田先生、その他大変多くの方々のご指導、ご支援により、
このような賞をいただけました。皆様に深く感謝申し上げます。この技術の開発はまだ始まったばかりの段階です。今後も研究・開発をさらに重ね、
本格的な実用化を目指していきたいと思います。
(2019.6.20UP)
2019年4月2日 橋本研M2 岩屋 遼君が「コンニャク石を模倣した3次元セラミックブロック免震構造体のその場固化」
のタイトルで「東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金」へ学生応募し、見事採択されました。
<内容>
3Dプリンター技術を導入することにより、建物や橋脚など建築構造物への適用を想定した、免震性能を発現する新規構造体の作製に初めて成功。
開発内容に関しては特許も出願(特願2019−045312)。
ブロックの大きさを制御すれば一般家屋内の美術品の転倒防止材などへも適用できるユニークな新技術。
<性能発現機構>
その場で固まるセメントを用い、セメントコンクリートブロック間のギャップが振動を吸収し免震性能を発現する。しかもブロック同士が幾何学的に離れない構造
(簡単に破壊しない)を簡単にその場施工できることを特徴とする。
⇒より詳しい内容はこちらをクリックしてください。
(2019.5.16UP)
2019年1月17日から4月16日 橋本研に研究生として滞在された Anrhour Kaoutarさんが帰国されました。帰国前に
研究室でお別れパーティを行いました。他の写真はTopicsにアップしてありますのでご覧ください。(2019.4.26UP)
2019年1月17日から4月16日 橋本研にフランスのリモージュ大学から研究生 Anrhour Kaoutarさんが来られました。1月18日に歓迎パーティを行いました。
日本が大好きなKaoutarさん。英語がとても聞き取りやすく、明るい女性です。これから橋本研で楽しい時間を過ごしてくれると思います。(2019.1.21UP)
2018年12月15日 橋本研D2 武藤大夢君が日本セラミックス協会東海支部平成30年度学術研究発表会において最優秀講演賞を受賞しました。
『B2O3-Na2O-SiO2系フラックスを用いた高温蒸発法によるアルミナ多孔体の作製と評価』(2018.12.20UP)
2018年5月23日から8月18日 橋本研にフランスのリモージュ大学から研究生 Ieaun Cornu君が来られました。5月24日に歓迎パーティを行いました。
さわやかな青年のIeuan君。これから橋本研で楽しい時間を過ごしてくれると思います。(2018.5.28UP)
極限環境材料研究室(極材研)の研究紹介を更新しました(2018.4.27up)
2018年4月1日から極限環境材料研究室(極材研)になりました(2018.4.4up)
極限環境材料研究室(極材研)のメンバーを更新しました(2018.4.4up)
2017年4月24-25日 橋本研M2 久保田康介君とM1神谷亮祐君が耐火物技術協会主催の第30回年次学術講演会において奨励賞を受賞しました。
久保田康介『ジオポリマーバインダーを用いた炭化物セラミックス固化体の作製』
神谷亮祐『板状アルミナ粒子を用いた多孔体の作製』(2017.4.25UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)のメンバーを更新しました(2017.4.11up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究紹介とメンバーを更新しました(2016.4.19up)
2016年1月19日から4月15日 橋本研にフランスENSCIから研究生 Audrey Gaingierさんが来られました。研究室では、学生さんとも打ち解け、
学会への参加や学生さんと京都旅行もして楽しい思い出を作りました。帰国前に着物を着て花見にも行きました(2016.4.19up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究紹介を更新・英語バージョンも追加しました(2016.3.28up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究成果、メンバー等を更新しました(2015.12.16up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究成果を更新しました(2015.5.13up)
橋本 忍先生が中部電力梶@原子力安全技術研究所の公募研究(一般)を採択されました
研究テーマ『貼り付けるだけでロボットの高い耐放射線性を実現するジオポリマーを用いた放射線遮断炭化物セラミックス材料の開発』(2015.5.8UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究内容を更新しました(2015.5.8up)
2015年4月20-21日 橋本研M2 町野達也君と村松拓人君が耐火物技術協会主催の第28回年次学術講演会において奨励賞を受賞しました。
町野達也『カリウム系ジオポリマーの耐火物への適用』
村松拓人『シリカフューム添加によるアルミナセメントキャスタブルの中間温度域における
機械的特性の改善』(2015.4.24UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)のメンバーを更新しました(2015.4.8up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究紹介を更新しました(2014.9.10up)
2014年7月3日 日刊工業新聞 朝刊1面に記事が掲載されました。☆正味3時間程度で高密度・高機械強度を発現する
ジオポリマーを開発しました!放射性廃棄物の封じ込め材としての応用が期待されます!!(2014.7.15up)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究成果を更新しました(2014.6.11up)
ケミカルプロセス研(橋本研)のメンバーを更新しました(2014.5.12up)
2013年10月1日から12月23日 橋本研にイギリスのシェフィールド大学から研究生 Silvia Madedduさんが来られました。10月7日に歓迎パーティを行いました。
Silviaさんはとても分かりやすい英語で話をしてくれるので、すっかり橋本研の学生とも打ち解けていました。(2013.10.21UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究紹介を更新しました(2013.10.16up)
2013年8月27-28日 ケミカルプロセス研のゼミ旅行が開催されました。今年は荘川村と白川郷。(2013.8.30UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)の研究業績を更新しました(2013.7.22up)
2013年3月19日 准教授 橋本 忍先生が公益社団法人日本セラミックス協会の「Journal of the Ceramic Society of Japan,
The Editor-in-Chief Award of Distinguished Reviewer in 2012」を受賞しました。(2013.5.20UP)
ケミカルプロセス研(橋本研)のメンバーを更新しました(2013.5.1up)
研究員の武田はやみさんがH25年度科学研究費補助金(奨励研究)を獲得しました(2013.5.1UP)
ケミカルプロセス研の論文・アルバムを更新しました(2012.8.6up)
橋本研にThe University of SheffieldからRobyn Wardさんが特別研究生として来られました。
(2012年4月1日〜2012年6月29日)。Robynさんは日本語がすごく上手な上に、またその明るいキャラですぐに橋本研の学生さんとも溶け込み、
楽しいNITライフを過ごしたようでした。名古屋滞在中に北陸や東海を良く旅行し、あちらこちらの写真も見せてもらいました。
写真は、最後の日に橋本研の学生さんたちと撮ったものです。(2012.7.18UP)
ケミカルプロセス研の研究業績・アルバムを更新しました(2012.7.18up)
ケミカルプロセス研の研究業績とアルバムを更新しました(2012.5.31up)
橋本研のメンバーを更新しました(2012.4.20up)
橋本研 M2 梅田君が平成23年度セラミックス科学研究教育院海外研修派遣学生の一人としてUKのImperial College Londonに行きました。
(2011年10月7日〜2012年1月7日)。その様子をTopicsに載せました。他の写真はアルバムを参照ください。(2012.1.16UP)
ケミカルプロセス研の研究業績(2011年口頭発表)を更新しました(2011.12.16up)
ケミカルプロセス研ゼミ旅行の写真(2011年10月28日)を追加しました(2011.11.7UP)
ケミカルプロセス研の研究業績(2011.2010年分)を更新しました(2011.4.28UP)
メンバーを更新しました(2011.4.15UP)
ケミカルプロセス研究室 橋本研のHPを一新しました(2011.4.15UP)
研究員の武田さんがH23年度科学研究費補助金(奨励研究)を獲得しました(2011.4.5UP)
2010年12月 平成22年度日本セラミックス協会東海支部学術研究発表会・優秀講演賞しました。
(M2 天野雄介・M2 岩田晋弥・B4 坂井田哲資)(2011.1.17UP)
第5回KRI萌芽研究 採択されました(2010.10.1UP)
2010年ゼミ旅行(2010.10.1UP)
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研究室ゼミ旅行の写真 2010年8月撮影 |
2010年4月1日〜9月17日 特別研究生としてフランスENSCI大学 (Limoges)からAntoine DUCASTEL-DESCLOITRES君が橋本研でみんなと一緒に研究をしました
2009年7月 第38回日本セラミックス協会東海支部東海若手セラミスト懇話会優秀発表賞(M1 岩田晋弥)
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